福井県坂井市三国中3年生161人が5日、探究学習で考えた三国への集客案を同校で発表した。マリンレジャーの普及やグルメ開発、交流サイト(SNS)を使った発信など、三国らしさを生かしたアイデアが目立った。
1年次から校外学習などで市外、県外を訪れた際にそのまちと地元を比較し、魅力や課題を研究。それを踏まえて昨年4月から36班に分かれて案を練った。
この日は、代表の4班とPRポスターを制作した19班がスライドを用いて、市職員や市議に提案した。
三国サンセットビーチでバナナボートのレンタル店営業を、と発表した班は「ボートを引くための船の操縦者、店の運営を担う人を呼ぶこともできる」と説明した。
このほか、東尋坊の帽子をかぶった市公式キャラクター「坂井ほや丸」をモチーフにしたスイーツ作り、雄島の美しい写真を投稿するSNS運用、英語表記の三国祭ポスター作製案もあり、市職員らから「具体的に考えられている」「採用したいかっこいいポスターデザイン」と評価を受けた。