大正から平成までのひな人形を一堂に展示した「古き良きひな人形展」が、福井県越前町の越前古窯博物館旧水野家住宅で開かれている。あでやかな装束を身にまとったひな人形約500体が披露され、華やかな雰囲気をつくり出している。3月2日まで。
会場には、お内裏様とおひなさま、三人官女などを並べた7段飾りが所狭しと並ぶ。近くに寄って一体ずつじっくりと見ることができ、年代ごとに少しずつ趣の異なる人形の装束や表情、添えられた調度品を楽しめる。平安時代に天皇が住んでいた宮殿を模したひな飾り「御殿飾り」や、焼き物や陶器でできたひな人形も飾られている。
会期中、会場ではお茶の提供(800円)がある。また、最終日は特製パンと温かい飲み物のセット(千円)を20食限定で販売する。事前予約優先。
観覧無料。24日を除く毎週月曜と12、25日休館。問い合わせは県陶芸館=電話0778(32)2174。