福井県坂井市のリゾートホテル「休暇村越前三国」は、「昭和100年」に当たる今年にちなみ、昭和世代に懐かしいバタークリームを使ったロールケーキ2種類を地元洋菓子店と開発、販売を始めた。県産の福地鶏の卵、小麦「ふくこむぎ」で作られたしっとりしたスポンジ生地で濃厚なバタークリームを包み「レトロな甘さ」が堪能できる。
同ホテルの野口さんによる北陸・近畿の休暇村7カ所の合同企画。ロールケーキがメインの「パティスリースリール」(同市三国町覚善)のパティシエ西坂さんにアドバイスをもらい、バタークリームを使うアイデアにたどりついた。西坂さんが製造を担当する。
「昭和100年令和の昭和ロールケーキ」はイチゴジャムとマーマレードの2本入り。試作ではホテルの60代職員らの意見も参考にジャムやバタークリームの量を調整し、昭和感を追求した。野口さんは「昭和世代は懐かしさに浸り、平成世代は新鮮な気持ちで味わってほしい」と話している。
冷凍配送限定で3900円(送料込み)。同ホテルなど北陸・近畿の各休暇村で受け付ける。ネット申し込みも検討中。販売は来年3月末まで。問い合わせは同ホテル=電話0776(82)7400。