「ろんくま」と呼ばれる氷見市論田、熊無地区の活性化に向け、2025年度に宿泊体験・交流施設が整備される。キックオフ会議が16日、論田公民館で開かれ、地区全体を巻き込んだ活動にしていく大切さを確認した。4月には施設の整備・運営に当たる一般社団法人ろんくまを設立し、多様な人々が集い交流する地区を目指して取り組みを進める。
中山間地の両地区は県の移住者受け入れモデル地域に認定されている。施設は県や市の補助金も活用し、論田公民館近くの旧商店を改修する。能登半島地震の影響で1年遅らせた。
会議は、ろんくま移住促進委員会が地域の機運を高めようと企画し、住民ら約25人が参加した。富山大芸術文化学部と連携したワークショップも開きながら整備することや26年春のオープンを予定することを説明した。参加者からは住民を巻き込む仕組みづくりが必要との声があった。
法人理事長に就く内毅同委員会長ら役員は「チームろんくまとして動いていきたい」「愛される施設になるよう頑張る」と述べた。