チェロ奏者のルドヴィート・カンタさんのリサイタル(北國新聞社後援)は24日、県立音楽堂コンサートホールで開かれる。解散が決まっている後援会「カンタさんを囲む会」主催の最終公演となり、カンタさんは「活動の支援になった。ありがとうを伝えたい」と語った。
「囲む会」は1995年に発足し、会員数は多い時で100人を超えた。年1回ほどの演奏会や親睦会を開くなどしていたが、コロナ禍や会員の高齢化を受けて解散することになった。今後は自主演奏会を開いていく。
16日はリハーサルが行われ、ピアニストの沼沢淑音(よしと)さんと一緒に、ショパン、シュトラウスの「チェロ・ソナタ」、ファリャの「7つのスペイン民謡」で音を合わせた。カンタさんは「音楽の楽しさを共有したい」、沼沢さんは「色彩豊かな音色を聞いてほしい」と語った。
午後2時開演、チケットは全席自由で一般3500円、大学生以下1500円。