金沢市は12月から、金沢ふるさと偉人館(下本多町)の観覧を完全無料化する。現状は高校生以下を無料としているが、大人も加えて親子での来館を促し、郷土愛を育んでもらうきっかけにする。照明設備の改修に伴い、9~11月は休館する。新年度予算案に3190万円を計上する。
偉人館では12月以降、大手プラントメーカーの荏原製作所(東京)を創業した畠山一清=市出身=の足跡をたどる記念特別展を開催する。展示解説ツアーや館内コンサートも予定する。照明設備は蛍光灯をLED照明に取り換える。
金沢ふるさと偉人館は1993年にオープン。資料や著作、パネルの常設展示を通して金沢ゆかりの38人の生涯や業績を伝えている。観覧料は一般310円、団体(20人以上)260円、65歳以上210円となっている。