NPO法人RACDA高岡(小神哲夫理事長)は2日、高岡市の雨晴会館で、JR氷見線の活性化を考えるイベントを開いた。識者らの講演があったほか、参加市民約40人が同線を走る観光列車「べるもんた」に手を振り観光客を歓迎した。
富山大都市デザイン学部の本田豊教授が同線の再構築事業や沿線の高岡、氷見両市が直面している課題を解説した。地域おこし協力隊の佐藤順さんは高岡に移住して感じた公共交通機関の課題などを語った。高岡南高校生による発表もあった。
その後、参加者は雨晴海岸にある「義経岩」のそばに移動。「ようこそ雨晴」の横断幕を掲げて手を振ると、乗客が笑顔で振り返した。
インバウンド(訪日客)が増えている雨晴駅周辺と、同線沿線のまちづくりの機運を高めようと開いた。