お笑いタレントで画家としても活動するジミー大西さんが3月6日、福井新聞社を訪れ、3月14日から富山市民プラザ(富山市)で開催する大規模原画展「ホームタウン」をアピールした。これまで訪れた国や町など「場所」に焦点を当て、開催地の富山や北陸を題材にした新作も披露する。会期中は、ほぼ毎日会場に足を運ぶ予定で「来場者とのふれあいもコンセプトの一つ。作品も私も自由に写真を撮って構わないので、何回でも来てほしい」と呼びかけた。
1992年にテレビ番組の企画をきっかけに絵を描き始めた。芸術家の岡本太郎さんからもらった「四角い枠を気にせず、キャンバスからはみ出しちゃえばいいんだ」という言葉を胸に、画家活動を続けている。
今回の個展では、富山の黒部ダムやチューリップなどをモチーフにした新作をはじめ、これまでに訪れたバルセロナ(スペイン)やマルタ(イタリア)などで描いた作品と現地でのエピソードも紹介する。
昨年還暦を迎え「赤色を使うことが多くなった」と笑う。創作意欲は衰えず「福井と言えば恐竜、越前ガニ。大きいカニの甲羅に色を塗って作品にしてみたい。キャンバスノイローゼ気味だから、違うものに描きたいね」と話していた。
会期は30日まで。午前10時~午後6時(入場は同5時半まで)。観覧料は大人千円など(当日200円増し)。ローソンチケットやチケットぴあなどで販売。問い合わせは富山テレビ事業部=電話076(492)7106。