先天性の心臓病がある山口県の児童が、全国47都道府県のご当地キャラクターを折り紙にした作品展が、滑川市子ども図書館で開催中だ。全国の図書館などを巡回し、富山は27県目。滑川市のキャラクター「キラリン」を作った縁で、県内では同市で飾ることになった。23日まで。
折り紙を作ったのは、山口県山陽小野田市に住む小学6年生の北永健人さん。休校が続いたコロナ下、ご当地キャラクターを折り紙で作る本を図書館で偶然見つけ、制作を始めた。
展示は、母の千賀さんが息子の病気について理解を深めてもらおうと企画。作品の配送料などはクラウドファンディングで募り、2022年12月に山口県でスタートした。
縦横1・8メートルのパネルにキラリンのほか、「みきゃん」(愛媛県)や「ひこにゃん」(滋賀県彦根市)など、各自治体のキャラクターが掲示されている。展示は今後も全国を回り、27年中に制作のきっかけとなった本の著者が住む千葉県で終える予定。