手作りソーセージが味わえるランチプレートを紹介するゴゲさん

手作りソーセージが味わえるランチプレートを紹介するゴゲさん

長野県 伊那路 グルメ

売木の自然とソーセージ満喫 仏出身の協力隊員、レストラン開店

信濃毎日新聞(2021年7月6日)

 売木村の地域おこし協力隊員でフランス出身の料理人ゴゲ・ファブリスさん(48)と妻の絵美さん(47)が、手作りソーセージを提供するレストラン「Mirabell(ミラベル)」を村内に開いた。ログハウス風の店で、豊かな自然を眺めながら食事ができることが特徴だ。客たちは、かむとあふれる肉汁のうまみを堪能している。

 ランチプレートでは、パプリカやクミン、ニンニクなどで味付けして爽やかなハーブの風味が楽しめるチキンソーセージ、地元産野菜をふんだんに使ったサラダや手作りパンなどが食べられる。訪れた阿南町の恩沢克美さん(54)は「開放感のある席で落ち着く。料理はフランス感がある味わい」と満足そうに話した。

 ゴゲさんはドイツに近いロレーヌ地方生まれで、幼い頃からソーセージに親しんできた。20年ほど前に来日し、名古屋市でホテルのシェフやレストランの経営をしていたが、田舎暮らしに憧れて昨夏に村へ移住。これまでにソーセージを手作りし、村内の道の駅などで販売してきた。3日に開店し、絵美さんは「緑の中で大きく深呼吸して味わってほしい」と話した。

 営業は土日祝日。ランチは午前11時半~午後2時半、ランチ後は午後5時までカフェとして営む。ランチプレートは1200円(税込み)。問い合わせは同店(電話090・3483・2340)へ。

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