金沢市ひがし茶屋街で18日に開業する伝統工芸ギャラリー「金澤東山・しつらえ」の内覧会が14日開かれ、関係者が金箔(きんぱく)や輪島塗を使用した内装や工芸、宝飾の展示品に見入った。
ギャラリーは、箔一(金沢市)の浅野邦子会長が、3月に閉店した料理店「螢屋(ほたるや)」を取得して改装した。浅野氏が社長を務める箔一プランニング(同)が運営に当たる。
1階の「しつらえの間」には、ひがし茶屋街の建物に見られる格子で間隔の狭い「木虫籠(きむすこ)」を使っており、芸妓(げいこ)が箏曲などを披露する。ジュエリーの展示コーナーやカフェも設けている。展示品の一部は販売する。
浅野氏は「金沢が育んだ伝統文化の発信地にしたい」と語った。