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明治の歌人山川登美子テーマ展、20日開幕

福井新聞(2014年12月19日)

 来年生誕200年を迎える幕末の志士梅田雲浜と、明治の歌人山川登美子をテーマにしたミニ企画展「登美子と雲浜」が20日から、福井県小浜市千種1丁目の山川登美子記念館で開かれる。敬愛した雲浜をしのんで登美子が詠んだ短歌や、雲浜が弟子に宛てた書状など12点を展示する。1月12日まで。

 雲浜は1815年、小浜藩士の矢部家次男として、現在の同市千種2丁目に生まれ、後に祖父の元の姓、梅田を名乗った。登美子は1879年、現在の同市千種1丁目で元小浜藩士の家に生まれ、与謝野鉄幹が創刊した雑誌「明星」などに短歌を発表した。小浜に生まれた2人の偉人を、広く知ってもらおうと市が展示を企画した。

 1897年、高成寺境内(現在の小浜公園)に雲浜の碑が建立されたのを記念し、登美子が詠んだ短歌「大君の御代あきらけき春にあひて梅が香清く薫り出けり」「いや高き君が操の千代かけて薫りゆかしく世に匂ふらん」など4首を並べる。

 このほか、雲浜の写真や生涯をパネルで紹介。雲浜が京都の高雄から一乗寺村に移ったことを弟子の行方(なめかた)兄弟に知らせた書状(小浜市教委蔵)や、幕末に描かれた矢部、山川両家周辺の絵図、記念館となっている山川家(国登録文化財)の間取り図なども展示する。

 担当者は「登美子と雲浜を知ってもらうと同時に、武家屋敷の面影を残す記念館で当時の暮らしぶりを感じてほしい」と話している。

 1月10日午後2時から新春ミニ茶会を開き、来館者に抹茶を振る舞う。24日と29日〜1月3日、同6日は休館。問い合わせは同館=電話0770(52)3221。

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