薬膳メニューを提案する上平さん(右)と笹井さん(右から2人目)=能登町のラブロ恋路

薬膳メニューを提案する上平さん(右)と笹井さん(右から2人目)=能登町のラブロ恋路

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女性に照準、地場産薬膳 能登町と県立看護大が体質改善の献立

北國新聞(2014年12月25日)

 能登町と県立看護大は来年1月から、地元食材をふんだんに使った薬膳メニューで観光誘客に乗り出す。時間的、経済的に余裕のある中高年層の関心が高い「健康」と、女性に人気の「美」と「癒やし」をテーマにしたメニューを開発した。県内外の観光客を呼び込み、世界農業遺産のご当地食材を堪能してもらう。

 薬膳メニューは町の宿泊施設「ラブロ恋路」で提供する。

 県立看護大の長谷川昇教授と、ゼミに所属する2年生7人が「冬に体が温まる薬膳」をテーマに考案した。ぶりしゃぶをはじめ、「里山里海サラダ」「能登牛(うし)の野菜ロール」「あったかキッシュ」など6品で、町内産の野菜やコメ、古代米を使って調理することを前提とした。

 長谷川教授らは町側の依頼を受け、メニュー開発を進めてきた。学生は薬膳の理論をもとに素材を選び、女性の体質改善につながるとされるメニューをつくった。つけだれに能登の「いしる」を使った。

 23日は、ゼミ生の上平真穂さん(20)と笹井佐也香さん(20)がラブロ恋路を訪れ、馬場雅弘総料理長らにメニューを提案した。馬場総料理長らはメニューをもとに、1月7日に試食会を開く。

 薬膳は冬季限定メニューで、3月末まで予約制で提供する。食の効能を確認しながら、食事を楽しめる趣向を検討しており、好評ならば季節限定メニューとして提供を継続する。北陸新幹線金沢開業で首都圏からの誘客にも役立てたい考えだ。

 町ふるさと振興課の担当者は「女性のグループなどをターゲットに、能登の新たな観光として売り込みたい」と期待を寄せた。メニューを考えた上平さんと笹井さんは「多くの人に観光しながら薬膳を知ってもらい、生活にも役立ててほしい」と話した。

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