福井県小浜市内にある重要文化財の仏像を紹介しているカレンダーの表紙

福井県小浜市内にある重要文化財の仏像を紹介しているカレンダーの表紙

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小浜の仏像15体、月めくりで紹介 文化守る会がカレンダー

福井新聞(2014年12月31日)

 福井県小浜市の歴史と文化を守る市民の会は、2015年カレンダーを作製した。同市内の寺などが保存する重要文化財(国指定)の仏像15体の概要と写真を掲載している。

 多田寺所蔵の木造薬師如来立像など3体が表紙を飾る。1~12月まで毎月1体ずつを紹介している。

 1月は圓照寺の木造大日如来坐像(ざぞう)。北陸地方最大級の大日如来で、伏し目の両眼や細い両腕など平安後期の特色を見ることができる。

 このほか、萬徳寺の木造阿弥陀如来(あみだにょらい)坐像や、明通寺の木造薬師如来坐像などがカレンダーの中から見つめている。仏像豆知識として、飛鳥前期から鎌倉の各時代ごとの仏像の特色も記した。

 380部作製し、市内の小中学校などに配布した。同会では新規会員を募っており、加入者にはカレンダーを配る。問い合わせは市教委文化課=電話0770(64)6034。

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