七尾市能登島鰀目(えのめ)町の鰀目漁港で15日、能登沿岸では珍しいカラスエイが水揚げされ、のとじま臨海公園水族館(同市)に運ばれた。全長1メートル、幅20センチあり、雌の未成魚とみられ、水族館は健康状態が安定すれば展示する予定としている。
水族館によると、カラスエイは熱帯から温帯に生息する遊泳性のエイで、餌を食べる時にあおむけになるのが特徴で、20年以上前に能登沿岸で確認されたという。松島一富館長は「カラスエイを展示している水族館は全国でも少ない。食事の瞬間を来館者に見せたい」と話した。