窓から興味深そうにいざり機での織りの実演を見つめる牧之通りの観光客=12日、南魚沼市

窓から興味深そうにいざり機での織りの実演を見つめる牧之通りの観光客=12日、南魚沼市

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冬の手仕事、越後上布 いざり機で実演 南魚沼

新潟日報(2015年1月23日)

 南魚沼市塩沢地域の伝統的な麻織物「越後上布」の織り実演が、同市塩沢の牧之通りの旧家「中島屋」で始まった。

 3月29日までの土日と祝日に、越後上布技術講習会の講師や生徒らが、昔ながらの座って織る「いざり機(ばた)」で実演する。

 国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている越後上布は、苧麻(ちょま)という植物から作る糸を使う。苧麻の糸は乾燥すると切れやすくなるため、低温多湿の雪国の冬仕事として織られてきた。

 12日は技術講習を受けて3年目という神奈川県出身の奥平涼子さん(32)が実演。「冬でも晴れた日は糸が切れやすいなど、雪国の織物なんだと実感する。実演は越後上布を知ってもらう良い機会」と話す。

 中島屋では、通りからも見えるように格子窓の格子を外した"のぞき窓"を設置。観光客らは興味深そうに機織りをのぞきこみ、中へ入ってきては「一反織るのにどのくらい時間がかかりますか」などと織子に質問していた。

 千葉県の井上勝子さん(65)は「布の薄さに驚いた。糸もよく見ないと見えないほど細い」と感心していた。

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