鯖江商工会議所青年部は、開発した鯖江市のご当地ジェラート「レッサーパンダの気持ちになれる　笹（ささ）アイス」を８日から、同市の道の駅「西山公園」など市内１９カ所で販売する。レッサーパンダの餌、笹を粉末状にして練り込んだジェラートに、刻んだサツマイモやリンゴが混ぜてある。５日夜に販売発表会があり、メンバーが「鯖江を愛するわれわれの情熱が詰まっている。ぜひ食べてほしい」とＰＲした。

　鯖江の魅力や同青年部をアピールしようと、青年部ＰＲ委員会が中心となって昨年２月に開発をスタート。市民らへのアンケートや試作などを通して、テーマを鯖江の人気者「レッサーパンダ」に決定。菓子店を営むメンバーの協力を得て、味や見た目の試行錯誤を重ね昨年９月に完成した。

　市内の女性でつくるグループ「鯖江市ＯＣ課」らを招いた試食会で、高評価を得た。そこで多くの人に食べてもらおうと、市の施設や青年部員の飲食店で販売することにした。

　笹アイスは抹茶に似た風味とレッサーパンダの大好物、サツマイモやリンゴのサクサクした食感が特徴。１個当たり１３１キロカロリーで、同じ大きさのほかのアイスクリームに比べ低めという。１個２５０円、８０グラム入り。

　販売発表会は鯖江商工会議所で開かれ、青年部がアイスの特徴や魅力を紹介した。ＰＲ委の岸本大紀委員長（４３）は「レッサーパンダは木登りが得意で、決して落ちない。受験生や大切な仕事を控えた人には、合格祈願や験担ぎとして食べてほしい」と話していた。

　販売場所は、フェイスブックページ「ＹＥＧジェラート」で見られる。問い合わせは青年部事務局＝電話０７７８（５１）２８００。