室生犀星の写真(右上)や書簡などで、堀辰雄との親交を紹介している企画展

室生犀星の写真(右上)や書簡などで、堀辰雄との親交を紹介している企画展

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軽井沢―金沢つなぐ企画展 堀辰雄と室生犀星の両記念館連携

信濃毎日新聞(2015年3月6日)

 北佐久郡軽井沢町の堀辰雄文学記念館で5日、北陸新幹線(長野経由)金沢延伸記念の企画展「堀辰雄と室生家の人々〜師・室生犀星との交流を中心に〜」が始まった。軽井沢に暮らした堀辰雄(1904〜53年)にゆかりの同文学記念館と、堀と親しく交流した金沢市出身の室生犀星(1889〜1962年)ゆかりの室生犀星記念館(金沢市)が、所在地が新幹線で結ばれるのを機に連携。室生犀星記念館では、延伸開業日の14日に「堀辰雄」展が始まる。

 軽井沢の企画展は、堀と犀星、家族が交わした書簡など約70点を展示している。

 犀星と堀が面識を持ったのは1923(大正12)年5月。その夏、堀辰雄は初めて軽井沢を訪れ、犀星も軽井沢に滞在した。同年の関東大震災で、堀は母親を亡くし、犀星は金沢に1年半ほど戻った。展示では、金沢の犀星が東京の堀に送ったはがきを公開。「来たいと思つたら何時でも来たまへ、汽車賃だけ持つて来たまへ、落葉の下から水仙が伸びてゐる古い町だ」と記してある。

 堀辰雄文学記念館の土屋聡子学芸員は「2人の心のこもったやりとりを感じてほしい。企画展が、それぞれの地に足を運ぶきっかけになるとうれしい」。室生犀星記念館の嶋田亜砂子学芸員は「2人は家族のような付き合いで、お互いに影響し合った。両館の連携をこれからも続けていきたい」と期待している。

 5月24日には、堀辰雄文学記念館で室生犀星に関する講演会を予定。6月4日には金沢から新幹線で来る人などを対象に、軽井沢駅発着のバスツアーも行う。

 6月30日まで。水曜定休(祝日の場合は開館)。大人400円、高校生以下200円。金沢の「堀辰雄」展は6月28日までで会期中無休。

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