北陸新幹線の開業後に並行在来線(金沢-倶利伽羅)を運営するIRいしかわ鉄道は10日、金沢市の金沢総合車両所運用検修センターで列車の内見会を開き、14日から運行する新デザインの車両を報道陣に公開した。
車両は、JR西日本のローカル線で活躍する「521系」で、新車2編成を含む計5編成がJRからIRへ譲渡される。最高運転速度は120キロで、脱線などの異常を検知して車両を自動的に停止させるシステムを備えている。
いずれの編成も外観は空色で統一した。側面のアクセントカラーは編成によって異なり、加賀五彩である臙脂(えんじ)、黄土、草、古代紫、藍の各色が使われている。