国立天文台野辺山が改修する観測棟。左奥のパラボラアンテナは45メートル電波望遠鏡

国立天文台野辺山が改修する観測棟。左奥のパラボラアンテナは45メートル電波望遠鏡

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野辺山の星空を観光の目玉に 南牧村などPR強化へ

信濃毎日新聞(2015年3月26日)

 南牧村などは新たな観光資源として、同村の野辺山高原(標高約1300メートル)を中心とする星空や宇宙を目玉とした観光客誘致に力を入れている。10月に予定される「星空サミット」を起爆剤に期待。同高原にある国立天文台野辺山では、2015年度に施設の一部改修が始まることも追い風としてPRする。

 11年に放映されたテレビ番組で、天文学者が選ぶ星空の美しい場所のベスト3に選ばれた。村観光協会によると、放映以後、村内の宿泊施設には星の観望目的の客が増えてきたという。

 村は、番組内でともに上位に選ばれた沖縄県石垣市、岡山県井原市美星町と持ち回りで13年から星空サミットを開催。今年は南牧村の当番で、10月18日には村と村観光協会が協力して開く。星の観望会、講演会などが予定されている。村などは星空目当ての観光客を呼び込むため、JR小海線を利用した観望会などを計画している。

 一方、同高原にある国立天文台野辺山は、世界最大級の45メートル電波望遠鏡のパラボラアンテナが有名で、電波天文学の分野では世界最先端の研究をしている。年間延べ6万人前後が訪れる観光地だ。

 同天文台も、天文・宇宙への関心が高まっていると認識。使わなくなった観測棟の建物を15年度から改修し、電波望遠鏡最大の成果といわれる、世界初のブラックホール観測の実績などを分かりやすく紹介できる施設にしようとしている。天文台職員の衣笠健三さん(45)は「直接は見えない観測だが、星空を見に来た人にも興味を引ける施設にしたい」とする。

 村産業建設課の高見沢澄一課長(49)は「観光協会、天文台と連携して星空観光をPRしたい」としている。

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