迫力ある「雪の大谷」を散策する観光客=16日午前10時45分、富山県立山町室堂付近

迫力ある「雪の大谷」を散策する観光客=16日午前10時45分、富山県立山町室堂付近

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19メートルの雪壁、別世界 立山黒部アルペンルート開通

信濃毎日新聞(2015年4月16日)

 北アルプスを貫いて大町市と富山県を結ぶ山岳観光ルート「立山黒部アルペンルート」が16日午前、冬期閉鎖を終えて4カ月半ぶりに全線開通した。快晴の下、標高2450メートルの富山県立山町室堂(むろどう)付近では、道路沿いに高さ19メートルの雪の壁「雪の大谷」を大勢の観光客が見物した。北陸新幹線(長野経由)金沢延伸後初の本格的な観光シーズンが幕を開け、新幹線と同ルートを経由した周遊観光が期待されている。

 アルペンルートは、JR信濃大町駅(大町市)と富山地方鉄道富山駅(富山市)間85・9キロをケーブルカーやバス、ロープウエーなどで結ぶ。16日開通したのは大町市扇沢と立山町弥陀ケ原を結ぶ約30キロ区間。

 16日、長さ500メートルほど続く雪の大谷を訪れた観光客は、別世界のような風景を盛んに写真に収めたり、雪の壁に体を押し付けたりして歓声を響かせた。若者を含む台湾やタイの団体客が目立った。

 アルペンルートの入り込み数は、東日本大震災があった2011年以降100万人を割り込んでいる。近年は台湾やタイなどを中心に東南アジアの来場者が伸びており、ケーブルカーなどを運行する立山黒部貫光(富山市)は11月末までの今季の目標を新幹線効果を期待して100万人超としている。

 台湾台北市から両親と訪れた蔡紋如(サイウェンルー)さん(27)は新幹線富山駅から富山地鉄やケーブルカーなどを乗り継いで室堂に。「アルペンルートは昨年秋、紅葉見物で大町市側から入って2度目。雪の大谷が一番印象に残った」と話していた。

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