ホームページ制作などのウェブノート（長野市）は、長野市の善光寺周辺の飲食店や宿泊施設など約４０カ所の観光情報を紹介するインターネットサイト「びゅうトリップ」を開設した。実際に歩いているような感覚で内部を３６０度見渡せる機能や、長野駅からの行き方を紹介する動画を各施設ごとに掲載。善光寺御開帳が全国的な関心を集める中、旅の計画作りに役立ててもらう狙いだ。

　「食べる」「買う」「観（み）る・体験」「泊まる」のジャンルごとに、営業時間や電話番号、お薦め商品といった施設情報を紹介。３６０度のパノラマ写真を使って内部の様子を見ることができる機能は、米インターネット検索大手のシステムを活用した。画面上の矢印を操作するとパノラマ写真の画面が切り替わり、店内に並ぶ商品など詳細な部分も拡大して見られる。

　「長野市のみどころ」として長野五輪関連施設や権堂アーケードなどの情報も掲載したほか、善光寺周辺の七つの寺社を回る「善光寺七福神巡り」のルートや地図も表示。さまざまな長野市観光プランを提案している。

　外国人観光客にも対応するため、今月中に英語のサイトも作成予定。今後は同様の観光ＰＲサイトを長野市以外の自治体などに売り込みたいといい、ウェブノートの西沢哲也社長は「当サイトによる来客効果を見極めた上でさまざまな地域にサービスを広げ、地域活性化につなげたい」としている。