現在いる場所の昭和初期の様子をCGで再現するARアプリ=敦賀市金ケ崎町

現在いる場所の昭和初期の様子をCGで再現するARアプリ=敦賀市金ケ崎町

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レトロ敦賀港仮想体験、市がARアプリ 昭和初期の欧亜連絡船、SL... スマホ画面に再現

福井新聞(2015年5月1日)

 レトロな港町にタイムスリップ―。福井県敦賀市は、昭和初期の敦賀港周辺の風景を、AR(拡張現実)技術を用いスマートフォンやタブレット端末の画面で再現する「敦賀港レトロ浪漫ARアプリ」を作製し、運用を始めた。金ケ崎緑地付近で端末のカメラをかざすと衛星利用測位システム(GPS)と連動し、敦賀港駅舎や蒸気機関車(SL)、停泊する大型船などが映し出され、当時の様子を仮想体験できる。

 同港金ケ崎岸壁は、明治終期から大正初期にかけて整備された。当時はロシア・ウラジオストク定期航路が開設され、敦賀港-東京新橋間で欧亜国際連絡列車が運行するなど、海路と陸路をつなぐ「東洋の波止場」としてにぎわった。駅舎や税関などのモダンな建物が立ち並んでいたが1941年ごろ、港の改修計画に伴い取り壊された。

 歴史資源を活用し、観光誘客を図ろうと昨年度1年間かけてアプリを開発した。4棟の建物は古写真や絵はがきを基に、SLや欧亜国際連絡船は設計図を基に、3Dコンピューターグラフィック技術で忠実に再現した。カメラを向ける方向によって風景が変わり、当時の港を散策している気分になれる。SLや船が発着するアニメーション演出もある。

 アプリには、周辺施設の人道の港敦賀ムゼウムや敦賀鉄道資料館(旧敦賀港駅)などの紹介動画、まち歩きマップも盛り込んでいる。

 今年10月には赤レンガ倉庫がリニューアル開館する予定で、市観光振興課は「市民や観光客に港周辺を回遊するツールとして利用してもらいたい。教育分野や企業誘致にも活用したい」と話している。アプリは「敦賀港」で検索する。ダウンロード無料。

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