さばえつつじまつり(福井新聞社共催)が3日、福井県鯖江市西山公園と公園周辺で始まった。満開のツツジが鮮やかに園内を彩り、訪れた人は美しい花をめでながら遊歩道を散策したり、多彩な催しを楽しんだりしていた。5日まで。
同公園には11種類約5万株のツツジがあり、日本海側随一の名所として知られる。今年はまつり会期が満開の時期と重なったこともあり、朝から多くの家族連れやカップルらが訪れにぎわった。
芝生広場では、市内外の中高生らがツツジをバックに吹奏楽を演奏し、テンポの良い曲で会場を盛り上げた。広場にビニールシートを広げてくつろいだり弁当を食べたりする人の姿もあり、思い思いに花のまつりを満喫していた。市特産の眼鏡枠の素材を使ったストラップ作り体験も人気を集めていた。
公園近くの路上には「おもてなしロード」が設けられ、飲食店のテントが並んだ。打ちたてのそばに舌鼓を打つ人も多く見られた。ストリートダンスの披露にも人垣ができた。
家族3人で訪れた井上征哉さん(26)=鯖江市=は「ほぼ毎年来ており、わが家の恒例行事。ツツジは本当にきれいで食事も進みます」と話していた。
4日はテント市をはじめ、お茶席や巻きずし体験会などがある。5日は公園内での催しのみ。