上田市のつけ場小屋で焼かれるウグイ

上田市のつけ場小屋で焼かれるウグイ

長野県 上田・小諸

上田小県地域の千曲川、ウグイ「つけ場漁」始まる

信濃毎日新聞(2015年5月10日)

 上田小県地域の千曲川と依田川で、産卵期を迎えたウグイを捕らえる伝統漁「つけ場漁」が始まった。小石を敷いて人工的に作った産卵床に魚を誘い込む漁法で、産卵期を迎えた魚は鮮やかな朱色。川岸に開設されたつけ場小屋では塩焼きや揚げ物にして提供しており、6月下旬まで旬の味が楽しめる。

 上田市の上田駅に近い千曲川河川敷のつけ場小屋は9日、大勢の客でにぎわった。埼玉県新座市の会社役員和田政浩さん(48)は、初めてのウグイ料理に「臭いイメージがあったが、癖もなくておいしい」と満足そう。小屋を営む川魚店経営の西沢徳雄さん(49)によると、大型連休は天候にも恵まれ、「客入りは上々」。漁は今月中旬にかけて最盛期を迎える。

 上小漁協(上田市)によると、管内で今年4月1日~6月10日の漁期に設置申請があったつけ場は13カ所。漁師の高齢化などを背景に年々減っており、昨年より4カ所少ない。「昔から千曲川の味と言えば、ハヤ(ウグイ)料理。伝統漁を若い世代に伝えたい」と西沢さん。つけ場小屋は今年、昨年と同じ9カ所開設される予定だ。

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