奥越の春の味覚を楽しむ「第２７回七間朝市・山菜フードピア」が９日、福井県大野市の七間通りで始まった。旬の山菜や野菜、物産を求める大勢の買い物客でにぎわった。１０日まで。

　越前大野七間朝市振興協議会の恒例行事。七間朝市と県内外の出店者約５０店が軒を連ねた。

　ことしは残雪が多く、山菜の収穫時期は遅れ気味というものの、品ぞろえは十分。通りには採れたてのゼンマイやワラビ、ミズブキ、タラの芽などがずらりと並んだ。訪れた人たちは、料理方法を尋ねながら買い求めていた。１メートルを超えるタケノコもあり関心を集めた。

　魚の干物、焼きサバなど海の幸や、県外の名産品も販売。山菜のてんぷらや、おろしそばを提供するブースもあり、家族連れらが味わっていた。

　１０日は午前８時～午後１時半。問い合わせは同協議会＝電話０７７９（６９）９５２０。