人工ふ化で誕生したコサンケイのひな=18日、鯖江市西山動物園

人工ふ化で誕生したコサンケイのひな=18日、鯖江市西山動物園

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絶滅恐れキジの仲間 コサンケイ ひな すくすく 鯖江・西山動物園

福井新聞(2015年5月19日)

 鯖江市西山動物園で、絶滅の恐れがあるキジの仲間コサンケイのひな1羽が人工ふ化で誕生し、順調に育っている。同園でコサンケイのひなが育つのは初めて。18日、報道陣に公開され、ピヨピヨと小さい声を上げながら飼育箱の中を元気に動き回っていた。一般公開の時期は未定。

 コサンケイはベトナム固有種で、森林伐採などにより数が減少。野生動植物保護を定めたワシントン条約で「絶滅の恐れのある種」に指定され、取引は厳しく規制されている。日本では10カ所の動物園で約40羽を飼っている。

 同園では2002年から飼育。ことし2月に繁殖のため東京の上野動物園から雄を借り、現在は雄と雌が1羽ずついる。4月初めに卵5個が産まれ、ふ卵器に移して5月6日に2個がふ化。うち1羽が穀物や小松菜などを混ぜたえさを食べて元気に育っている。

 ひなは大きさ約6センチ、重さ約30グラムで性別不明。体には茶色と白の模様がある。ヒーター付きの飼育箱で1日の大半は寝ているが、起きているときは元気に動き回るという。1年ほどで体長約60センチの成鳥になる。成鳥の雌は褐色、雄は光沢のある青黒色で頭頂部に白い羽がある。

 同園によると、ほぼ毎年卵は産まれたが、02年はふ化直後に死んでしまい、その後は無精卵だったり温度管理が難しかったりで、ひなは誕生していなかった。

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