一茶記念館で一般公開している往来手形(右)

一茶記念館で一般公開している往来手形(右)

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一茶の旅に思いはせ 信濃町で往来手形を一般公開

信濃毎日新聞(2015年5月19日)

 上水内郡信濃町の一茶記念館は、町出身の江戸時代の俳人小林一茶(1763〜1827年)が関所を通る際に使用した「往来手形」を一般公開している。同館によると、一茶が旅をするために使った往来手形はほかに現存例がない。公開は11月30日まで。

 公開しているのは1817(文化14)年の往来手形で、一茶が住んでいたことのあった勝智(しょうち)院(東京都江東区)が発行。巡礼に行くために関所の通行を求め、万が一、道中で行き倒れになった時はその土地の作法に従って処置してほしいといった内容が書かれている。同町の北国街道柏原宿の本陣だった「中村家」で昨年3月に見つかった。

 往来手形の横には内容を解説するパネルも展示。江戸で病気になり、帰郷が遅れた一茶が勝智院に神社仏閣を巡礼するとして手形を発行してもらい、碓氷(うすい)関所(現在の群馬県安中市)を通って柏原へ戻ったと説明している。一茶記念館は「一茶も江戸時代の制約の中で生活していたことに思いをめぐらせてほしい」としている。入館料は高校生以上500円、小中学生300円。

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