北陸新幹線福井駅部の課題などについて議論した与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会=1日、衆院議員会館

北陸新幹線福井駅部の課題などについて議論した与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの検討委員会=1日、衆院議員会館

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北陸新幹線の福井先行開業 あわらに留置線候補地 与党PT

福井新聞(2015年6月2日)

 北陸新幹線金沢―福井の先行開業を議論する与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(座長・稲田朋美自民党政調会長)の検討委員会は1日、衆院議員会館で開かれた。福井駅で折り返すため、車両を一時的に引き込んで点検作業する「留置線」の候補地として、あわら市近辺の水田地帯が示された。設置費(撤去費含む)の概算は約60億円とした。

 JR西日本は前回の会合で、留置線の場所は福井駅より北側(金沢寄り)でも可能との考えを示していた。

 今回の会合には、前回に続き建設主体の鉄道建設・運輸施設整備支援機構やJR西の関係者らが出席し、機構が新幹線の留置線候補地を提示した。

 敷地は長さ500メートル、幅20メートルで、福井駅から約15キロ離れている。福井駅周辺には埋蔵文化財がある可能性が高いため、あわら市近辺を候補地に挙げた。留置線2本の設置費の概算は約60億円で、本線からの引き込み線を含めると約80億円になる。ただ会合では、福井駅により近い場所がないか再度検討すべきとの意見が出た。

 一方、JR西は留置線が2本の場合、福井から金沢方面に向かう新幹線は1時間に1本になると説明。敦賀方面から福井に入る特急が1時間に3本と仮定すると、金沢方面に行くのは現在よりも不便になる。また特急より本数が少なく、輸送力不足が懸念されるとした。このため、福井駅先行開業に伴い第三セクターになる在来線の福井―金沢に、敦賀開業までは例外的に特急を乗り入れることで利便性を維持できると提案した。

 留置線は新幹線だけでなく大阪方面から来た特急列車などの在来線でも必要になり、前回会合でJR西は、最大10本程度としていた。これについては、貨物駅であるJR南福井駅(福井市月見1丁目)、敦賀駅にそれぞれ2本の余裕があることが判明。新幹線が延伸する敦賀駅には留置線が必要になることから、JR西は先行投資という位置付けで同駅に不足分を整備できるとの考えを示したという。

 えちぜん鉄道など福井駅付近の高架化工事の工期短縮は、さらに検討するとした。
 会合後、委員長の岡田直樹参院議員(石川)は「新幹線や在来線の留置線について、具体的箇所や解決の方向性が出たことは前進。(先行開業に向け)着実に進んでいるという印象だ」と述べた。

 本県関係の国会議員は山本拓、高木毅両衆院議員、滝波宏文参院議員が出席。山本氏は「技術的課題は克服されつつある。7月中に結論を出したい」との見通しを示した。

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