名品を準備し、もてなしに万全を期す生駒さん(左)=金沢城公園玉泉庵

名品を準備し、もてなしに万全を期す生駒さん(左)=金沢城公園玉泉庵

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金沢城公園玉泉庵で初開催 28日、加賀・梅鉢茶会

北國新聞(2015年6月28日)

 加賀藩ゆかりの会場と道具で茶の湯に親しむ「加賀・梅鉢茶会」(北國新聞社主催)は28日午前9時から、金沢市の金沢城公園玉(ぎょく)泉庵(せんあん)と兼六園時雨亭で開かれる。今年3月に開園した玉泉院丸庭園内の玉泉庵が会場になるのは初めてで、表千家同門会石川県支部参与の生駒宗園(いこまそうえん)さんが席主となり、藩主が愛した風情の中でもてなしを繰り広げる。
 庭園は3代藩主前田利常が京都から庭師を招いて造成した雅な雰囲気が再現されている。本席の床には利常が大事にしていた歌仙絵(かせんえ)の断(だん)簡(かん)が掛けられた。利常と親交のあった小堀遠州が箱書きした瀬戸茶入(ちゃいれ)や、紀州徳川家伝来の茶杓(ちゃしゃく)などの逸品も用意された。生駒さんは「利常ゆかりの新たな会場で、張り切ってもてなしたい」と話した。
 兼六園時雨亭の薄茶席は同支部事務長の布施宗美(ふせそうみ)さんが席主となる。点心席は金沢市の銭屋が担当する。

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