リニューアルした高天原山荘

リニューアルした高天原山荘

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高天原山荘リニューアル 水洗トイレ・乾燥室を設置

北日本新聞(2015年7月5日)

 秘境といわれる北アルプス・高天原(たかまがはら)の高天原山荘(2120メートル)が5日、5年にわたる改装工事を経てリニューアルオープンする。太陽電池を使った照明や水洗トイレ、乾燥室を設け、登山客が快適に過ごせる環境を整えた。 (大沢野・大山支局長 池亀慶輔)

 高天原は、富山、長野、岐阜各県のいずれの登山口から入っても2日はかかる。神話のような美しい土地であることから名付けられたという。山荘から徒歩で20分ほどの温泉は「日本一遠い秘湯」とされる。

 高天原山荘は、水晶岳(2986メートル)登頂の拠点となる。建物は、1960年に希少金属のモリブデンの採掘作業員宿舎として建てられた。近年は屋根がへこんだり、2階の床が傾いたりして老朽化が著しかった。

 改装は2010年に始め、総工費は約1億7千万円。作業員や建設資材、建機は全てヘリコプターで運ぶため、工事は天候に左右された。

 軽量鉄骨造り2階建てで延べ約170平方メートル。トイレの照明は太陽電池を用いるが、それ以外の部屋はランプを使う。定員は50人。

 今シーズンの営業は9月30日まで。五十嶋博文オーナーは「山の中に城ができたような仕上がりになった」としている。

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