風鈴の涼しげな音色が響く街道を楽しんで―。東御市本海野の旧北国街道海野宿の住民らでつくる海野宿保存会は、風鈴で誘客を図る初の事業「海野宿ちりりん街道」を企画し、31日まで街道の軒先に風鈴をつるしている。8日は海野宿ふれあいセンターで風鈴の絵付け体験会がある。
強い日差しで訪れる人が減りがちな真夏も海野宿を歩いて楽しんでもらおうと、同保存会が市観光協会と協力。ガラスや陶器の風鈴計150個を用意し、このうち約60個を7月上旬に、街道沿いの民家や商店の軒先に飾り付けた。
地元向けに同センターで7月24日に開いた風鈴の絵付け体験会には、約20人が参加。事業に協力する市の地域おこし協力隊や東京芸術大(東京)の学生に助言されながら、絵の具で無地の風鈴に花火や金魚などの絵を描いた。完成した風鈴は海野宿に飾ったり、持ち帰ったりした。
8日の絵付け体験会は誰でも参加できる。午前10時〜正午、午後1時半〜3時半の2回。参加費は1人500円。問い合わせは市観光協会(電話0268・67・1034)へ。