福井県坂井市三国町加戸地区の坂井北部丘陵地を通る広域農道「フルーツライン」沿いで、ヒマワリが見頃を迎えている。約80万本の大輪が咲き誇り、連日多くの観光客が足を止め楽しんでいる。
同農道沿いの加戸地区農地保全の会が2009年から、休耕畑の維持保全と景観事業を兼ね、すき込んで緑肥にできるヒマワリを栽培。12年からは加戸・公園台まちづくり協議会が観光資源としてPRする「ひまわりの郷づくり」事業を始めた。
今年は同地区の池上、西谷、嵩区の計8万平方メートルで約80万本を栽培。池上区にある約2万平方メートルの「ひまわりパーク」では約30万本が満開を迎え、10日は、迷路状のパーク内で観光客らが写真を撮るなどして夏の花を観賞していた。越前市から訪れた久島惇さん(21)と蔵果奈実さん(19)は「初めて訪れたが思った以上にきれいだった」と話していた。
同協議会によると、同パークでは今週末までが見ごろで、花は自由に摘み取れる。