上高井郡小布施町のまちづくり会社「ア・ラ・小布施」が、町内で栽培されている英国産のリンゴ「ブラムリー」を使った料理メニューを開発し、12日から提供する。町内で同日に始まる「小布施ブラムリーフェア」に合わせて企画。町ではブラムリーの産地化を進めており、多様な活用方法を知ってもらえると期待している。
ブラムリーは強い酸味が特徴のため、菓子だけでなく多様な料理に活用できる。パンを含め6品が1セットで、5品にブラムリーを使った。ローストポークにすり下ろしたリンゴを添えたりケーキに使ったり、それぞれ違った調理方法にした。町と交流のある都内の果物店「新宿高野」などからメニューのヒントを得たという。
町では、約30年前に英国から苗を取り入れて栽培の普及に取り組む。町産業振興課によると、生産者は年々増え、今年は35軒が25トンを収穫する予定という。
フェアは9回目。27日までの期間中、菓子店など29店がブラムリーを使った料理を提供する。ア・ラ・小布施の関千尋事業部長は「ブラムリーの活用方法を知ってもらうきっかけにしたい」と話す。
メニューは金、土、日、祝日に1日10食で提供する。予約も可能。問い合わせはア・ラ・小布施(電話026・247・5050)へ。