10月の大会に向けてコースを試走する北原俊紀さん(手前)ら=7日、長岡市

10月の大会に向けてコースを試走する北原俊紀さん(手前)ら=7日、長岡市

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長岡・楢沢集落 小国の宝、森林公園再生 10月トレラン初大会 コース整備や試走に汗

新潟日報(2015年9月14日)

 長岡市小国地域のおぐに森林公園は、かつて年間10万人以上が訪れる観光スポットだった。だが、施設の老朽化などで来場者はピーク時の10分の1に減った。にぎわいを取り戻すきっかけにしようと、公園に近い小国町楢沢集落の有志らが中心となって10月、山道を走るトレイルランニング(トレラン)の大会を、森林公園発着で初めて開く。「森林公園にまた来たいと思ってもらいたい」。住民らは活気をよみがえらせようと意気込んでいる。

 トレラン大会は、楢沢在住の会社員北原俊紀さん(31)ら地元の愛好家が企画した。コースはいくつかの集落を通るが、楢沢集落内を通過する道は荒れており、地元住民が整備などに協力するようになった。

 8月上旬には、かつてまきを運ぶために使われた道を1キロにわたって草刈りしたほか、下旬には危険箇所にロープを張るなどした。楢沢集落の総代関口和明さん(67)は「自分の家の庭を通ってもらうようなもの。気持ちよく通ってもらいたいから、協力は惜しまない」と語る。

 今月7日、大会を発案した北原さんや仲間の山我太久也さん(35)=長岡市小国町太郎丸=らがコースを試走した。周囲にはかつて山城があり、堀の跡も残る。山我さんは「アップダウンがあって地形が面白いコース」と胸を張る。

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 森林公園は1979年にオープン。83ヘクタールの広大な土地に、キャンプ場やアスレチック、プール、ウオータースライダーなどが点在していた。ピークの88年には13万5千人が来場し、観光バスが渋滞するほどだった。

 しかし、似たような大規模自然公園が各地に設置されたことや中越地震の影響などで、2014年度の利用者は約1万人にまで落ち込んだ。老朽化などでウオータースライダーは解体、アスレチック遊具もことし撤去される。

 「昔は子どもと遊んだ場所だったが、いつの間にか地元住民にとっても遠い場所になってしまった」と関口さん。北原さんは「トレランは地元の人にとっても、公園の良さをあらためて感じられる機会になる」と力を込める。

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 楢沢だけでなく公園の周辺にあるほかの集落も大会に協力する姿勢を見せている。年2回、公園の草刈りをする新町集落の総代江村洋一さん(65)は「公園に人が集まってくれればうれしい。協力したい」と話す。

 上岩田集落の総代木原博さん(65)は「地元も熱を入れないといけない。小国全体で活性化を考えるきっかけにしたい」と話す。楢沢集落は当日のボランティアを募集している。周辺集落も沿道で声援を送るなど大会を盛り上げる予定だ。

 大会申し込みは各地の大会情報を集めたウェブサイト(http://runnet.jp/runtes/)で受け付ける。当日参加も可能。問い合わせはトレイルランナーズ、0258(66)7991。

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