「信州大そば」を使った手打ちそばを味わう来場者たち

「信州大そば」を使った手打ちそばを味わう来場者たち

長野県 伊那路 祭り・催し

味も花も満喫 飯田で「天龍峡花の里そば祭り」

信濃毎日新聞(2015年9月22日)

 飯田市川路で地元産のソバを使った手打ちそばを振る舞う「第17回天龍峡花の里そば祭り」が21日までの2日間、三遠南信道天龍峡インター近くの「天龍峡花の里」で開かれた。県内外から多くの人が来場。ソバの白い花が風に揺れるのを楽しみながら味わっていた。

 住民有志でつくる実行委員会が主催。天龍峡花の里の約1ヘクタールの畑などで昨年栽培された「信州大そば」を使い、その場で調理した冷たいそば(1食500円)を販売し、2日間で約千食が売れた。

 「豊丘太鼓」など川路地区住民が所属する3団体が演奏や踊りを披露して盛り上げた。五平餅やおやきなどの販売、足湯サービスもあった。

 天龍峡花の里は国有地。2005年から市が国から無償で借り受け、住民たちがソバの栽培をしてきたが、付近の三遠南信道工事の本格化に伴い本年度で返還される予定。実行委員長の吉川武夫さん(74)は「祭りは年々お客さんも増えて地域に定着してきたので、何とか別の場所で継続していきたい」と話した。

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