地元商店が企画したお土産品が並ぶ販売コーナー(新潟市秋葉区)

地元商店が企画したお土産品が並ぶ販売コーナー(新潟市秋葉区)

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ここだけ土産売れ筋です 秋葉区・新津鉄道資料館 地元5商店と連携 郷愁誘う「ポリ茶瓶セット」など

新潟日報(2015年10月1日)

 新潟市秋葉区の市新津鉄道資料館の土産品を、地元の商店街が企画し、同館で販売している。かつて駅弁とともに売られていた小さなポリ容器とお茶のセットや、館で展示している実物車両にちなんだグッズなど、鉄道関連のオリジナル商品が充実し、人気を集めている。

 販売コーナーは、2014年4月のリニューアルオープンに合わせて新設した。商品を充実させようと、同館が新津商店街協同組合連合会に土産品の企画を打診した。現在は5店舗が参加し、約20種類を販売している。

 利益の5%は同館、残りは各店舗の収入になる仕組み。それぞれが店の特色と「鉄道のまち」として歩んできた新津の地域性を生かした商品を開発し、新津でしか買えない土産品が並ぶ。

 中でも人気を集めているのが、加藤茶舗(秋葉区新津本町2)が企画した「ポリ茶瓶容器とせん茶ティーバッグセット」だ。ペットボトルのお茶が一般に流通する前に売られていたポリ容器を再現。容器と煎茶のティーバッグ3袋をセットにし、500円で販売している。

 中高年の世代は懐かしさを覚え、若い世代はなじみがない分「新しさ」を感じるといい、世代を超えた人気商品だ。同店の加藤智栄さん(50)は「資料館でお土産を見て、帰りに商店街を散策するきっかけにしてほしい」と願いを込める。

 呉服店が作った展示車両の柄が入った手ぬぐいや、カメラ店が企画した車両イラスト入りのキーホルダーなども好評だ。

 資料館の水沢喜代志副館長は「今後も売り場の面積を広げるなど、さらに充実させたい」と話している。問い合わせは同館、0250(24)5700。

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