明治後期から昭和初期にかけての敦賀のまちなみを再現した巨大ジオラマ=9日、福井県敦賀市金ケ崎町の敦賀赤レンガ倉庫

明治後期から昭和初期にかけての敦賀のまちなみを再現した巨大ジオラマ=9日、福井県敦賀市金ケ崎町の敦賀赤レンガ倉庫

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レトロ敦賀、ジオラマに 赤レンガ倉庫14日新装開館

福井新聞(2015年10月10日)

 福井県敦賀市金ケ崎町の国登録有形文化財、敦賀赤レンガ倉庫が14日にリニューアル開館するのを前に9日、関係者を集めた内覧会が開かれた。明治後期から昭和初期の港町を再現した国内最大級の鉄道ジオラマがお披露目された。

 ジオラマは全長27・5メートル、奥行き7・6メートルの大きさ。2棟ある倉庫のうち、北棟に設置された。気比神宮の周囲に広がる市街や、大型船が停泊する港、気比の松原や険しい山を列車が越えるための特徴的な「スイッチバック路線」、衣掛山の「ループ線」など、敦賀の魅力をデフォルメした地形に詰め込んだ。

 当時の敦賀は、日本と欧州を結ぶ玄関口。沖合には貨客船、市街地にはレトロなバスがかわいらしく動いて活況を再現している。鉄道模型を操作しスイッチバックなどが体験できるほか、ジオラマの壁いっぱいをスクリーンにして敦賀の歴史文化を紹介する映像も上演され、来場者の関心を集めていた。

 南棟には地元海産物が味わえる飲食店やカフェなど3店舗が入る。14日はオープニング式典に続き、午前10時半に開館。ジオラマの北棟入館料は大人400円、小学生以下200円。当日は人力車で周辺を散策できる特別企画もある。

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