南牧村で開催される手ぶらde星空観賞会と星空サミットのポスターを示す新海さん

南牧村で開催される手ぶらde星空観賞会と星空サミットのポスターを示す新海さん

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星空ベスト3の「サミット」 18日に南牧で初開催

信濃毎日新聞(2015年10月10日)

 南牧村の八ケ岳高原音楽堂で18日、「星空サミット」が初めて開かれる。2011年に放映されたテレビ番組で、天文学者が選ぶ星空の美しい場所のベスト3となった、沖縄県石垣市、岡山県井原市美星町と持ち回りで13年から開かれ、今回は村観光協会や村などでつくる実行委員会が主催する。前日の17日には、星や宇宙に興味のある女性「宙(そら)ガール」向けの「手ぶらde星空観賞会」も予定。村観光協会などは、星空がきれいな野辺山高原などをPRする絶好の機会としている。

 サミットでは、宙ガールでタレントの篠原ともえさんをゲストに、南牧村の星空観光に関する事例発表や天文学者による講演のほか、星空を利用した観光などについての討論などを予定している。

 野辺山高原には年間約6万人が訪れる国立天文台野辺山宇宙電波観測所があるが、村観光協会長で同村海ノ口で民宿を経営する新海文人さん(56)は「星空は当たり前にあって、今まで観光資源としてはあまり注目してこなかった」と振り返る。

 番組の放送以降、星空を目的とした宿泊客も増えた。昨年、佐久広域連合(佐久市)などが行った星空や宇宙の楽しみ方を教える「星空案内人」の資格認定講座を村内の宿泊業関係者が受講し、準案内人の資格を取るなどした。新海さんは「サミットなどをきっかけに村の星空の魅力を知ってもらい、星空を利用した観光や地域づくりのきっかけになればいい」と話す。

 星空観賞会は村観光協会と天体望遠鏡製造などのビクセン(埼玉県所沢市)が開き、今回で4回目。村農村文化情報交流館「ベジタボール・ウィズ」で、正午からイベントが始まり、同観測所のガイドツアーなどがある。午後6時半から3回、村内の準案内人らがガイドをする。無料だが一部有料で事前申し込み必要なイベントがある。問い合わせは村観光協会事務局(電話0267・96・2211)へ。

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