障害者施設の授産品や軽食が並ぶ「カフェ・てら・ちゅう」の店内=新潟市西区

障害者施設の授産品や軽食が並ぶ「カフェ・てら・ちゅう」の店内=新潟市西区

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期間限定"公園カフェ" 西区で市が社会実験 29日まで、火・木曜

新潟日報(2015年10月14日)

 新潟市西区の寺尾中央公園内にある休息所で、カフェを運営する市の社会実験が29日までの火曜・木曜に行われている。ことしで2年目。同公園は広域避難場所に指定されており、災害時の休息所の活用法を探るのが目的だ。区内の障害者施設による軽食や授産品が並び、人気を集めている。

 休息所は平屋建てで、和室やトイレ、調理場を備え、公園利用者が自由に使用できる。市の公園に同様の施設があるのは珍しく、市では災害時、水や熱源を確保できる拠点になり得ると見込む。平時も活用できれば公園のにぎわいにつながるとして、期間限定でのカフェ運営を企画した。

 店名は「カフェ・てら・ちゅう」。2014年は9~10月に実施し、8日間で714人の利用があった。ことしは9月にオープンした。開催日を20日間に増やし、軽食類を充実させた。

 区内4カ所の障害者施設の協力を得て、米粉のケーキやパン、飲み物のほか、草履や石けんといった授産品など50品以上を販売している。参加する「地域活動支援センター結(むすび)屋」の支援員中村こずえさん(45)は「口コミで広まり、徐々に来店者が増えた。カレーがある木曜日は特ににぎわっている」と話す。

 西区建設課は「昨年と今年の結果を踏まえ、通年での本格運用を検討していきたい」としている。

 営業時間は火曜・木曜の午前11時~午後3時半。問い合わせは西区建設課、025(264)7670。

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