倉庫を改装したフリースペース「じょんのび茶の間」と木村さん

倉庫を改装したフリースペース「じょんのび茶の間」と木村さん

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紅葉最盛期、栄村に交流の場 倉庫改装、女性協力隊員が開設

信濃毎日新聞(2015年10月21日)

 紅葉が最盛期を迎えている栄村秋山地区で、同村の地域おこし協力隊、木村敦子さん(23)が地区の倉庫を改装したフリースペース「じょんのび茶の間」を開いている。4月に赴任した木村さんは「毎日風景が変わる」と季節の移ろいを実感。フリースペースを「観光客が足を休め、地元住民と交流する場にしたい」と張り切っている。

 フリースペースは小赤沢バス停近くにあり、2階建て物件の1階部分(広さ55平方メートルほど)。「じょんのび」はゆっくりくつろぐことを指す方言で、室内には借りてきたいろりや、マタギが狩った熊の毛皮、村の特産品「ねこつぐら」などが置いてある。壁には木村さんが地区住民の日常生活を撮影した50枚以上の写真や、協力隊の活動を紹介する壁新聞を張っている。

 木村さんが常駐し、来場者にはお茶を振る舞う。展示用のかんじきや航空写真などを持ってきてくれる地域住民もおり、「最初は簡素だったけれど、にぎやかになった」。

 木村さんは東京出身。大学在学中の2013年夏、田舎暮らしを体験するイベントで初めて秋山地区を訪れた。地域住民の「家族のように接してくれる」人柄にひかれた。その年の秋と翌年の夏と秋に地区にある温泉宿泊施設でアルバイトをし、同施設の送別会で村が協力隊を募ることを知った。「集落で暮らさないと分からないこともある」と考え、応募した。

 赴任して約半年。これまでキノコのこま打ちや草刈り、運動会の手伝いのほか、ほかの協力隊員と一緒にコメを作ったり、村の駅伝大会に出場したりした。住民や観光客が集まれるスペースづくりは赴任当初から思い描いていたといい、活動を後押ししてくれた地域住民に感謝する。

 村での生活について、「(都会で)みんなでカラオケや飲み会でわいわい騒ぎたい」と思うこともあるが、「自分が選んだ道。これからも頑張りたい」と話している。

 「じょんのび茶の間」は11月3日までの午前10時〜午後4時。木、金曜日は定休。問い合わせは秋山郷総合センター(電話025・767・2202)へ。

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