紅葉シーズンを迎えた大佐渡山地=18日、佐渡市

紅葉シーズンを迎えた大佐渡山地=18日、佐渡市

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深まる秋 大佐渡山地が人気 トレッキングで海も一望 紅葉の植物も多様

新潟日報(2015年10月21日)

 佐渡市北部の大佐渡山地が紅葉シーズンを迎えている。大佐渡山地は、標高が高いところで約千メートルと、比較的登りやすいことなどから、中高年層を中心にトレッキングが人気を集めている。佐渡トレッキング協議会が主催した18日の講習会に参加し、赤や黄色に木々が色づき始めた山道を歩いた。

 講習会は、春と秋に開催。同協議会などによると、日本の植生を北と南に分けると、佐渡は境に位置する。このため、北方系と南方系の両方の植物が分布し、種類も非常に多く、島内外から人気が高い。
 
また、佐渡にはタヌキよりも大型の野生動物がおらず、花の天敵である鹿がいないので、花の量も多いという。同協議会事務局長の市橋弘之さん(58)は「花は春だが、秋の紅葉も違った風景が見られて人気。山頂付近は今週が見頃だが、山のふもとまでは今月末ごろまで楽しめる」と説明する。

 講習会には、30~70代の25人が参加。ルートは、石花登山口からドンデン山荘までの約8・8キロ。バスで標高約370メートルの石花登山口まで向かう。今春、登山口までのアクセス道が整備され、車で行きやすくなったという。

 午前9時半前にスタートし、黄色く色付いたブナやミズナラなどを眺めながら、山道を登っていく。アケビやナメコなど秋の味覚も。外海府の海が一望できる平城畑を通り、緩やかな勾配は続く。標高が高くなるに連れ、赤く染まったナナカマドやケヤキも見られた。標高約940メートルまで登り下山。ゴールのドンデン山荘には午後3時ごろ到着した。参加した佐渡市月布施の無職、三浦ケイ子さん(72)は「変化に富んだ景色で、気持ちよく歩けた」と満足そうだった。

◎登山の注意点 装備整え、体力考えて

 初心者や高齢者にとって比較的登りやすいと言われる佐渡の山々。だが、ちょっとした油断が遭難につながりかねず、準備はかかせない。佐渡トレッキング協議会事務局長の市橋弘之さんにトレッキングの注意点などを聞いた。

 まずは服装から。登山靴は必須で、スニーカーはNGだ。山の天候は変わりやすいため、雨具も欠かせない。また、汗をかいた際に渇きにくい綿生地のトレーナーや動きにくいジーンズも適さない。手袋も持っていくといい。

 また地図も必要。ない場合は、佐渡汽船内にある佐渡観光協会に置いてある「トレッキングマップ」を持っていくといい。万が一に備えて、登山届を出すことも勧めている。

 市橋さんは「強風や霧など天候の悪い日は無理せずに中止してほしい。自分の体力に合わせて、楽しんでほしい」と話している。

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