十七軒町曳山への思いを話す塩谷会長(右)=高岡市伏木コミュニティセンター

十七軒町曳山への思いを話す塩谷会長(右)=高岡市伏木コミュニティセンター

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来年の「伏木曳山」は110年ぶり7基勢ぞろい

北日本新聞(2015年11月10日)

 高岡市の無形民俗文化財「伏木曳山(ひきやま)祭」の山車(やま)のうち、4月に復元が終わった十七軒町(じゅうしちけんちょう)の山車が来年5月の祭で巡行し、110年ぶりに全ての山車7基が勢ぞろいする。祭に向け、山車を管理する「十七軒町曳山保存会」が設立され、発足式が8日夜、同市伏木湊町の市伏木コミュニティセンターで行われた。

 十七軒町曳山は明治の大火で焼失。それ以来、祭では6基の山車が巡行している。同祭実行委員会(塩谷雄一会長)が2002年から復元を始め、ことし4月に提灯(ちょうちん)山車としてお目見えした。7月から花山車の修復に取り掛かり、来年1月ごろに完成する予定。今は見送り部分の鏡板を南砺市井波地域で作っている。鏡板は鶴と亀を題材にし、未来永劫(えいごう)の意味を込めた。

 同保存会は伏木地区の自治会や市内企業などでつくり会員は53人。会長は塩谷会長が兼任する。塩谷会長は「長い道のりだったが皆さんの支援でここまで来た。県内外の人に披露するのが楽しみ」と話した。式では、来年の祭の内容や人員について話し合った。曳子(ひきこ)や囃子(はやし)方、拍子木は、地域住民や企業、大学などに呼び掛け、保存会員を合わせて約100人を集める。

 来年の祭は「110年前の眺遠『伏木曳山祭』」と銘打って全国にPRする。十七軒町曳山は前日の宵山ライトアップや当日の出発式、小判・餅まきイベントなどに登場。他の6町の山車と長手の突き合わせも行う。

 山車同士が激しくぶつかり合う「かっちゃ」には参加しない。

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