サケの恵みに感謝する鮭魂祭=11日、村上市

サケの恵みに感謝する鮭魂祭=11日、村上市

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三面川の恵みに感謝 村上で厳かに「鮭魂祭」

新潟日報(2015年11月12日)

 村上市が制定した「鮭(さけ)の日」の11日、市内でサケにまつわるイベントが開催された。同市三之町の藤基神社では三面川で取れるサケの恵みに感謝する「鮭魂祭(けいこんさい)」が行われ、塩町のイヨボヤ会館では塩引き鮭作り講習会の道場開きがあった。

 「鮭」の字のつくりが「十」と「一」を重ねた形をしていることから、1987年に11月11日を鮭の日に制定した。鮭魂祭は市内の旅館や料理屋のおかみで作る「せなみすみれの会」が協力し、市観光協会が毎年開いている。

 16回目のことしは、漁業関係者など約50人が参加した。祭壇に三面川で取れたばかりのサケをまつって神主が祝詞を奏上した後、参加者は厳かに玉串をそなえた。せなみすみれの会の竹内伊津子会長(70)は「サケの歴史や文化を今後も守っていこうと決意を新たにした。多くの観光客に村上のサケ料理を楽しんでもらいたい」と話した。

 イヨボヤ会館で行われたのは、師範と呼ばれる名人が塩引き鮭作りを教える「越後村上三ノ丸流鮭塩引き道場」の道場開き。師範の八藤後清さん(64)が実演した。

 塩引き道場は20日~12月10日まで毎日開催する。

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