のと海洋ふれあいセンター(能登町)は18日、カイダコと呼ばれる貝殻を持った珍しいタコ「アオイガイ」の展示を始めた。センターによると、生きたままの姿を見ることができるのは珍しいという。
展示されたアオイガイは、体長約18センチ。南方の海に生息し、雌は卵を守るため、非常に薄い貝殻をつくる。
15日朝にセンターの海岸の散策路「磯の観察路」を散歩していた住民が、漂っているアオイガイを見つけてセンターに持ち込んだ。衰弱していたが、水槽で管理したところ、餌を食べるようになったため展示することにした。センターは対馬暖流に乗って流れてきたのではないかとみている。