通行が可能になった富山駅の南口駅前広場

通行が可能になった富山駅の南口駅前広場

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来春からイベント多彩に 富山駅南口広場ほぼ完成

北日本新聞(2015年12月24日)

 富山駅の南口駅前広場の大部分が整備を終え、通行できるようになった。あとは駅高架下に引き込んだ市内電車軌道の西側スペースの工事が残るが、来年3月までに完了する予定だ。広場は給排水機能や電源を備えており、来春からは飲食や音楽などさまざまなイベントに使用できる。駅の利用者らは利便性の向上を喜び、駅周辺の活性化に期待を膨らませた。

 広場はバス、タクシーのロータリーを含め計約1万2千平方メートルあり、市によると工事の際に車両が通る搬入路だったエリアは整備が後回しになっていた。今月に入り、駅出入り口の前にある市電軌道の東側に沿ったスペースが完成。電鉄富山駅やバスをよく利用する立山町野町、無職、岡村信一さん(68)は「広々としており、段差がなく歩きやすい」と話す。

 市の魅力発信キャンペーン「AMAZING TOYAMA(アメイジング トヤマ)」のモニュメントや自転車共同利用システム「アヴィレ」の新しいステーションも設置した。全体面積の2割程度になる市電軌道の西側に沿ったスペースの工事は来年3月まで続く。

 広場には、軌道両側に沿って取水できる散水栓や、排水のための設備、電気コンセントがある。市は、既にイベントにレンタルしている高架下スペースと同額の1平方メートル当たり1時間20円の使用料を設定。全体の完成後に貸し出しを始める。

 調理もできるため、市はオープンカフェやビアガーデンといった企画や音楽イベントの開催を期待。軌道西側スペースには、移動販売車が入ることも想定している。友人と駅を歩いていた立山町沢端、高校生、藤木智識さん(17)は「若い人が楽しめる場所になってほしい」と言う。

 軌道両側には桜並木をつくった。広場には1912年に友好の証として日本から米国ワシントンに贈られた木の「里帰り桜」3本も植えた。2012年に日本が受け取った里帰り桜の枝を接ぎ木したものを、市が譲り受けた。

 毎日駅周辺を訪れる富山市婦中町広田、パート、桜井孝子さん(71)は桜や軌道沿いの植木に目をやり、「生い茂る緑や桜が楽しみ。県外の人にも喜んでもらえるはず」と期待を寄せた。

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