白馬村から夜間シャトルバスで大町市のJR信濃大町駅前に到着した外国人たち=23日夜

白馬村から夜間シャトルバスで大町市のJR信濃大町駅前に到着した外国人たち=23日夜

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夜間シャトルバス「元気号」 白馬―大町・小谷間でも

信濃毎日新聞(2015年12月25日)

 大町市や白馬村、小谷村などでつくる北アルプス3市村観光連絡会は23日夜、夜間シャトルバス「元気号」で新たに「白馬―大町便」「白馬―小谷便」の2路線の運行を始めた。冬季、白馬村にスキーなどで滞在する外国人観光客が主な対象。年々増えていることから、隣接する大町や小谷まで夜間に足を延ばしてもらい、地域のにぎわい創出につなげる狙いだ。

 元気号は白馬村内では既に3路線を運行しており、外国人観光客が外食で移動する際に使っている。今回の「大町便」は1日1往復(片道500円)で、大町側の停留所はJR信濃大町駅前など市街地の4カ所。「小谷便」は1日2往復(片道300円)で、小谷側の停留所は栂池高原ゴンドラ駅など4カ所。

 初日の23日は、外国人15人が大町便を利用。信濃大町駅前で降りた外国人たちは、待ち構えていた牛越徹市長から「ようこそ大町へ」と歓迎を受けた。仲間と日本料理店で天ぷらなどを味わったオランダ人フルーワー・サイモンズさん(28)は「白馬と違うまちに来てみたかった。シャトルバスはとても便利」と話していた。

 大町便と小谷便は来年2月15日まで毎日夜間に運行する。大町便は今月31日と元日に運休。日本人も利用できる。外国人観光客を積極的に受け入れる同市の飲食店15店舗などでつくる「信濃大町グルメストリート」に参加しているラーメン店「豚のさんぽ」の店長早野智泰さん(36)は「元気号の効果で、大町で飲食を楽しむ外国人が増え、まちが盛り上がればうれしい」と話していた。

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