「伊那八峰」シリーズの新酒を試飲する参加者

「伊那八峰」シリーズの新酒を試飲する参加者

長野県 伊那路

「伊那八峰」13銘柄で発売 上伊那8市町村独自の芋焼酎

信濃毎日新聞(2015年12月25日)

 上伊那地方の8市町村ごとに独自の銘柄を付けた芋焼酎「伊那八峰(はっぽう)」シリーズの新酒試飲会が24日夜、伊那市狐島の上伊那農協本所であった。発売10周年の今年は、よりおいしさを出すため新酒と3年物をブレンドし、13銘柄を上伊那の酒販店やスーパーなど47店舗で25日に発売する。試飲会では、サツマイモ生産者や酒造、酒販の関係者ら約60人が各銘柄を飲み比べた。

 同シリーズは、生産者や酒販店などでつくる「伊那八峰の会」が地域活性化につなげようと2006年に始めた。今年は、焼酎に適した品種「黄金千貫(こがねせんがん)」を8市町村計約4・2ヘクタールで栽培。10月に約63トンを収穫し、喜久水酒造(飯田市)が醸造した。

 今年から900ミリリットル瓶に増量し、価格は下げた。市町村ごとの独自銘柄(税別1100円)のほか、8市町村分をブレンドした「伊那八峰」(同970円)や、伊那市長谷地区の「中尾歌舞伎ごひいきに」など新たな地域限定銘柄(同1135円)も。1月には10周年記念の古酒を予約限定で販売する。

 年間販売目標は9千本。池上明会長(59)=飯島町=は「ブランドに育て上げたい」と話していた。問い合わせは池上酒店(電話0265・86・2011)へ。

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