須坂市動物園は年内最後の開園日となった27日、「干支(えと)の引き継ぎ式」を開いた。今年と来年のえとにちなみ、動物園のヒツジがワオキツネザルのおりの前へ「遠征」。来園者の幸運や動物園のにぎわいづくりを願った初の試みで、親子連れらが見守った。
ヒツジをワオキツネザルの前へ連れて来た担当飼育員が、ヒツジ役になり、「(今年)動物園ではたくさんの動物が子宝に恵まれ、家族円満に過ごすことができました」とあいさつ。ワオキツネザル役の別の飼育員が「(来年は)災いが『サル』ということで、皆さんが健やかに暮らせる年になるよう祈念します」と応じ、2人の間で「引継書」が受け渡された。
動物園は年明けは元日から営業し、1月1〜3日は午前10時〜午後3時(入場は午後2時半まで)。