真田氏歴史館で、観光客に真田氏関連の史料を指さし解説する西牧会長

真田氏歴史館で、観光客に真田氏関連の史料を指さし解説する西牧会長

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「真田丸」語り部にも力 上田の会、もてなし強化へ意欲

信濃毎日新聞(2016年1月13日)

 上田市民有志でつくる「真田三代語り部の会」が、NHK大河ドラマ「真田丸」放送を機に活動を活発化させている。これまでも真田氏歴史館(真田町本原)を拠点に地元ゆかりの戦国大名・真田氏の歴史を語り継ぐ活動に取り組んできたが、昨年12月に組織の会則や役員態勢を整えて正式な会として発足。会員たちは観光客へのおもてなしを強化し、地域振興につなげようと張り切っている。

 「真田丸」の放送が始まった10日、真田氏歴史館は大勢の観光客でにぎわった。語り部の会会長に就いた西牧敏彦さん(57)=真田町傍陽(そえひ)=はボランティアガイドとして、展示史料や真田氏の故郷・上田市について説明。来館者から質問も相次いだ。

 語り部の会は、2011年に市内で開かれた「語り部養成講座」の受講生が中心となり、翌12年に活動を開始。現在の会員数は14人で、同歴史館での観光ガイドや真田氏の歴史を伝える紙芝居の上演などに取り組んでいる。

 「真田丸」の放送が発表された14年5月以降、同歴史館の来館者は急増。昨年9月21日には過去最多の957人が訪れた。観光客が増える中、同会は会員の確保や地域振興に結び付けようと昨年12月上旬、会の設立総会を開いた。

 今月9日に開いた役員会では、歴史館の展示物の充実を求める声や「大河ドラマの内容が全て史実というわけではない。みんなで共通認識を持っておいた方がいい」など、さまざまな意見が上がった。同会事務局の南平寿子さん(51)=古里=は「質問に答えられないこともあると思うが、できる範囲で訪れた人の記憶に残るおもてなしをしたい」と話す。

 同会は今後、そろいの陣羽織を着て活動することや、4、5月の連休に真田氏本城跡(真田町長(おさ))で観光ガイドをすることも検討している。西牧会長は「真田氏のストーリーを語り、地域全体の活性化につなげたい。訪れた人が真田の郷(さと)を好きになり、さらに住みたいと思ってくれたらうれしい」と期待している。

 同会は会員も募集中。問い合わせは市真田地域自治センター産業観光課(電話0268・72・2200)へ。

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